触れること、タッチングの効果

アロマde妊娠力up!
アロマ

精油の薬効成分を体内に取り入れる効果的な方法として、前回、アロマトリートメントをご紹介しました。今回はそのアロマトリートメントについて、くわしく触れてみたいと思います。

やさしく、やさ〜しく

アロマトリートメントとは、アロマオイル(後述)を肌に塗布することをいいます。トリートメントは、ここでは「手あて」とか「療法」を意味します。一般的なマッサージと異なり、力を入れて揉んだり、擦ったりすることはありません。
やさしく、やさ〜しく。
アロマトリートメントの目的は、精油の薬効成分をすみやかに体内へ浸透・吸収させ、血液循環に乗せること、でしたね。
とはいっても、マッサージ効果もちゃんとあります。つよく揉んだりマッサージしたりしなくても、血流は改善され、筋肉は緩み、やってもらった感もシッカリあります。やさしく、やさ〜しくても!

タッチング

その理由の一つに、タッチングがあります。タッチングとは、触れること。アロマトリートメントでは、セラピストの手に触れられるわけですが、これが大きな効果をもたらします。
じつはこれは、アロマセラピーに限ったことではありません。親子の触れ合い、恋人どうしの触れ合い、夫婦の触れ合い。実際に触れること、触れられることは、大きな癒し効果があることを、みなさん経験則でご存知なのではないでしょうか。

皮膚と脳は元々同じところから出来ていることにその理由があります。精子と卵子が出会い、受精し、受精卵は成長していきます。その過程で、卵は三つに分化するのですが、そのうちの一つ「外胚葉」から、皮膚と脳はつくられます。これを皮脳同根というのですが、皮膚と脳は元が一緒という意味です。
つまり、触れること、タッチングは、脳にも影響することを意味し、脳も一緒に癒してあげることになるのです。頭をやさしくナデナデ、ではなく、脳をやさしくナデナデ、ということですね。だからこそ、アロマトリートメントにはやさしいタッチが求められるのです。

アロマトリートメントは、単に精油の薬効成分だけでホルモンや自律神経のバランスを改善しているのではありません。タッチングがその効果を何倍にも引き上げてくれているというわけです。これにより、リラクセーションがもたらされ、ストレスが軽減され、癒され、ホルモンバランスを整えたり、自律神経のバランスを改善したり、妊活の妨げになるさまざまな不調を改善してくれるのです。
アロマトリートメントは、セラピストにしてもらう気もちよさには到底かなわないかもしれませんが、ご自分でもできます。

次回はいよいよ、アロマオイルのつくり方を含め、ご自宅でできるセルフケアをご紹介したいと思います。

プロフィール

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エイミ(山口英美)
エイミ(山口英美)

ホリスティックメディカルヒーリングサロン「ルーナファーム (http://lunafarm.net)」代表。
妊活サポートセラピストとして、カウンセラーとして、医療機関と自身のサロンとで述べ一万 人以上の臨床実績を持つ。また、代替医療の講演・講義活動もおこなう。不妊専門クリニックでの長年にわたる臨床経験から、女性として後悔しない生 き方をテーマに、啓発活動にも尽力。不妊経験者でもある。

  • 国際アロマセラピスト連盟(IFA)認定 アロマセラピスト
  • 公益社団法人日本アロマ環境協会認定 アロマセラピスト
  • NPO法人Fine認定 不妊ピアカウンセラー

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