2015/03/31 up!
女性ホルモンと上手くつきあおう
生理前になると甘いものがほしくなったり、肌がくすんだり、ニキビができたり、眠くなったり・・・。イライラ、体はだるおも・・・。
頑張っても、なかなか気分が上がらない時はありませんか?
それらは全て女性ホルモンの影響です。
オンナに産まれた以上、私たち女性はエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つの女性ホルモンによって体内リズムが日々変化しています。女性ホルモンと上手につきあって、ココロとカラダをセルフケアしましょう。
まずは基礎体温を測る習慣をつけましょう。月経期(生理中)、卵胞期・排卵期・黄体期(生理前)の女性ホルモンの周期を理解して、各時期の状態にあわせて正しいケアをすると、快適に毎日が過ごせるようになりますよ。
生理前:
黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が増えます。生理による出血でおきる栄養不足を補おうとして、体が水分や塩分、脂肪をたくわえようとします。そのため、体がむくんだり体重が増えたり。妊娠していてもしていなくても、子宮内膜が厚くなり、女性のカラダは出産準備に備えるようにできています。無理にダイエットしても効果がでにくい時期ですから、ストイックなことは避け、リラックスしてカラダをゆるめて過ごしましょう。ストレスが多い人や食生活が乱れ気味の人は月経前症候群(PMS)がひどくなりがちです。食事・睡眠・冷えに気をつけましょう。
生理中:
体温も低下しお肌も敏感になります。締め付ける下着を避け、湯船にゆったりつかるなど体を温めることを意識して、刺激の強い化粧品やヘアカラーは避けましょう。骨盤まわりをゆるめて血流をよくするのがおすすめ。月経は経血によってたまった毒素をデトックスする大事な時期でもあります。ゆったりと心身を休めましょう。
生理後:
排卵にむけてエストロゲン(卵胞ホルモン)の量が増えてきます。新陳代謝がよくなるので積極的にカラダを動かすのがおすすめです。お肌の調子も徐々によくなってきます。排卵は女性にとって最高調の時期。ですが、排卵後にホルモンバランスが切り替わるため、バランスを崩しやすくなります。次の生理前に備えてお肌のケア、体も心も整えておきましょう。
冷え・ストレス・睡眠不足・食生活の乱れ。「ちょっとくらい・・・」と放っておくと、どんどんホルモンバランスが乱れ、心も体も女子力が枯れてしまいます。ホルモンバランスが整っている人こそ、健康体で心も穏やかで、男性を惹きつける魅力的な女性と言えます。これから5年後、10年後もずっと女らしくいられるために、女性ホルモンとぜひうまくつきあって行きましょう!
今回は生理前後におすすめのストレッチをご紹介します。
体側を伸ばすストレッチ
肋骨筋をストレッチ、肺を開きやすく呼吸をスムースにします。大きく息を吸いながらしなり、息を止めて5秒、吐いてリリース。(左右同じ)
よく月経血コントロールや膣トレーニングと言われますが、子宮をささえる「骨盤底筋群」は呼吸、横隔膜の動きと深く繋がっています。肩や肩甲骨まわりをほぐすストレッチもおすすめ。しっかり深く呼吸をし、膣の動きも意識してみましょう。

月経前後のケア
股関節をよく動かし、骨盤を正しい位置に整え、骨盤まわりの血行をよくして不快感解消・冷えを改善しましょう。
床に仰向けになって、手足を投げ出してリラックス。息を吸いながら手足をぶらぶら揺らし、腹式呼吸を3回、まずは全身の力を緩めます。だる重い足・腰が気持ちよ〜く伸びるように、もう1人が軽くサポート(無理しすぎない)します。2人で呼吸を合わせ、吐きながらゆっくり行いましょう。

もう一つおすすめなのは、骨盤まわしのペアヨガです。
上になる人は足を肩幅に、相手の骨盤を挟み(腰より下、お尻の真横)、骨盤の動きを意識、股関節を潰すように左右にしっかりストレッチします。もう1人は床に手をつき四つん這いに、ややお尻を突き出し、肩はリラックスし、伸びる感じで上の人の動きに身をまかせます。生理前の人は下側になり、骨盤の中の血を動かすのがおすすめです。
妊活中の方はぜひパートナーと一緒にゆるゆると体をゆるめてみて下さいね。男性は女性を労わる気持ちをもって、癒してあげて下さい!
